読書灯
感想文というより読書録です。
『ふたりの距離の概算』米澤穂信(角川書店)
 久々の米澤先生作品で、久々の「古典部シリーズ」第4弾。

 大きな謎解きの途中に、小さな謎解きがあり、それがクライマックスに繋がるお馴染みの作風です。

 途中の謎解きが、大きなテーブルの謎や喫茶店の名前当てなど、軽く明るいのですが、それに繋がるラストがなんだか切ない爽やかな作品でした。

 マラソン大会参加中に推理するのも気が利いています。

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『オー!ファーザー』伊坂幸太郎(新潮社)
 父親が4人もいるという変わった作品。

 おのおのの登場人物の出番は少ないのですが、どの人物もキャラが立っていて面白かった。

 人が死んだり、重い展開もあるのですが軽やかな作品で楽しめました。

 私的には『ゴールデンスランバー』より楽しめました。

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『犯人のいない殺人の夜』東野圭吾(光文社)
 久しぶりの東野先生作品。

 しかも、かなり過去の短編集です。

 学校を舞台にしたり、中学生が主人公だったりのせつないミステリやミステリらしいミステリが入った短編集です。

 久しぶりに読んで楽しめました。

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『小樽・カムイの鎮魂歌』鯨統一郎(中央公論社)
 シリーズ4作目。

 コンスタントに新作が出てすっかり代表的シリーズのようになっていますが、私自身はあまり好きなシリーズではありません。
 新書から文庫書き下ろしに変わったからなのかなんとなく薄味気味。

 ただ、舞台が地元なので興味深く読めました。

 アイヌと義経など知らなかったので楽しめました。

 

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『白い部屋で月の歌を』朱川湊人(角川書店)
 表題作と「鉄柱」の2編を収録した中篇集。

 朱川先生のほぼデビュー作でしょうか。

 ノスタルジックでなんか温かい昨今の作風ではなく、どちらの作品も後味が悪く不気味な印象。

 切ない感じなどは今の作風に通じるのではないでしょうか。

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